青波村(読み)あおなみむら

日本歴史地名大系 「青波村」の解説

青波村
あおなみむら

[現在地名]美山町青波

古城こじよう山の北麓と武儀むぎ川に挟まれて集落が散在し、東は富永とみなが村。文禄二年(一五九三)名寄帳(恩田文書)があり、高一三六石余と記す。慶長郷帳も同高で、山年貢米三石余、紙舟八艘役銀二〇匁余、幕府領正保郷帳によれば、高はすべて畑方で、紙舟役銀二三匁余。元文二年(一七三七)岩村藩領となる。明治五年(一八七二)の村明細帳によれば、反別一五町八反余のうち田は七畝余のみ、家数九九・人数四八九、馬七、紙漉六二軒。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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