山川 日本史小辞典 改訂新版 「青蓮院不動明王二童子像」の解説
青蓮院 不動明王二童子像
しょうれんいんふどうみょうおうにどうじぞう
青不動とも。日本の不動画像を代表する平安時代の仏画。「不動十九観」にもとづき,左目をすがめ,左右の牙を上下にだす不動明王と矜羯羅(こんがら)・制吒迦(せいたか)の2童子を表している。玄朝筆不動像の系統を引く図様を示すとみられ,制作は11世紀と推定される。縦203.3cm,横149cm。国宝。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報