矜羯羅(読み)コンガラ

デジタル大辞泉 「矜羯羅」の意味・読み・例文・類語

こんがら【矜羯羅/金伽羅】

《〈梵〉Kiṃkaraの音写奴僕の意》八大童子の一。制吒迦せいたかとともに不動明王脇士で、その左側に立つ。像は童形に表され、合掌して金剛杵こんごうしょ親指と人さし指の間に横に挟んでいる。矜羯羅童子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「矜羯羅」の意味・読み・例文・類語

こんがら【矜羯羅・金伽羅】

  1. ( [梵語] Kiṃkara の音訳 ) 仏語制吒迦(せいたか)と共に不動明王の脇立ちの童子。その左側に立つ。合掌し金剛杵を親指と人差指の間に横に挟んでいる。また、八大童子の第七。矜羯羅童子。
    1. 矜羯羅〈和歌山県金剛峯寺〉
      矜羯羅〈和歌山県金剛峯寺〉
    2. [初出の実例]「われは是大聖不動明王の御使ひに、こんがら・せいたかといふ二童子なり」(出典:平家物語(13C前)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android