静電レンズ(読み)セイデンレンズ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「静電レンズ」の意味・わかりやすい解説

静電レンズ
せいでんレンズ
electrostatic lens

電界レンズともいう。運動している電子が電界中に入ると,静電力によってその進行方向が変る。このため,電極を適当な形にして光学レンズの形に相当するような等電位面をつくると,光に対する光学レンズのように電子線を集束または発散させることができる。これを静電レンズといい,磁界を用いる磁界レンズとともに電子レンズと呼ばれる。磁界レンズに比べると集束度や収差の点で劣るが,外部コイルを必要とせず,取扱いやすいため,テレビ用や観測用のブラウン管および電子顕微鏡などの電子銃に利用されている。

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