非アイヌ説(読み)ひアイヌせつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非アイヌ説」の意味・わかりやすい解説

非アイヌ説
ひアイヌせつ

日本人の祖先アイヌではないという学説で,いわゆるアイヌ説を否定するもの。古代日本の中部地方以北には蝦夷といわれる住民がいて,大和朝廷から異民族扱いを受けてきた。後年,この人々を人種的にはアイヌと考える説が新井白石以来唱えられた。このことは,日本石器時代人の人種的帰属に関係するため,今日にいたるまで,形を変えていくたびか論じられてきた。人類学者の長谷部言人らは,石器時代の研究から,蝦夷は人種的には日本人であって,ただ辺境にあるために化外の民として取扱われたにすぎないと主張した。考古学的立場からも,しばしば非アイヌ説が説かれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

夏の暑さに体が慣れること。数日から数十日間で起こる短期暑熱順化と、数年または数世代にかけて起こる長期暑熱順化とがある。→寒冷順化[補説]近年では、冷房設備の普及にともない短期暑熱順化が起こりにくくなっ...

暑熱順化の用語解説を読む