最新 地学事典 「非生物学的有機物合成」の解説
ひせいぶつがくてきゆうきぶつごうせい
非生物学的有機物合成
abiotic organic matter
二酸化炭素または一酸化炭素などの無機炭素化合物から形成され,生物活動で合成されたものを除いた有機化合物の総称。放電や隕石衝突のエネルギーや,マグマの熱によっても反応が促進される。かんらん石や輝石と水の反応で蛇紋石が生成する蛇紋岩化反応でも,非生物学的に有機物が生成することが,地球内外の岩石で示されている。化合物の種類やその安定同位体組成と光学異方性の特徴で識別される。
執筆者:鈴木 庸平
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

