化学辞典 第2版 「非銀塩写真法」の解説
非銀塩写真法
ヒギンエンシャシンホウ
non-silverhalide photography
感光材料として銀塩を用いない写真法の総称.電子写真法,ジアゾタイプ,光重合写真法,感光性樹脂による写真法などがある.一般に,銀塩写真法よりも低感度である.電子写真は短時間で画像を得ることができ,操作性も良好なので複写によく用いられ,カラー画像を得ることもできる.ジアゾタイプは廉価なため複写に用いられてきたが,最近ではジアゾを用いたフルカラーの感熱記録材料もあり,デジタル写真の印画に用いられている.感光性樹脂は解像力が高く,超微細化にも用いられている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報