面恥(読み)おもてはずかし

精選版 日本国語大辞典 「面恥」の意味・読み・例文・類語

おもて‐はずか‥はづかし【面恥】

〘形シク〙 恥ずかしくて、顔が赤らむようである。顔むけができないほど恥ずかしい。面目がない。
※宇津保(970‐999頃)国譲上「御方のおとどや、かやうの事聞き給ふらんと思ふこそ、おもてはづかしけれ」

つら‐はじ ‥はぢ【面恥】

〘名〙 面目を失うような恥。赤恥
浄瑠璃八百屋お七(1731頃か)上「大ぜいのまん中で親につら恥かかせおる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「面恥」の意味・読み・例文・類語

つら‐はじ〔‐はぢ〕【面恥】

面目を失うような恥。赤恥。
大勢真ん中で親に―かかせおる」〈浄・八百屋お七

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android