鹿児島県大島郡伊仙町面縄にある石器時代遺跡群。徳之島南岸の旧入り江周辺に4遺跡がある。第1貝塚と第3貝塚は隆起サンゴ礁の崖下(がいか)にあり、遺跡群の西と東の端に位置する。ともに兼久(かねく)式と称する土器を出土して、時代は若く弥生(やよい)後期に該当する。第2貝塚は海岸砂丘に立地し、陸産の巻き貝(オキナワヤマタニシ)を主とし、シャコガイ、ヤコウガイを出土する。宇宿(うしゅく)下層式と称する土器のほか、石器、骨器、貝器などを出土する。縄文後晩期に該当する。第4貝塚は隆起サンゴ礁崖にできた洞穴と前庭部に立地し、宇宿上層式・下層式の土器・石器・骨器のほか、人骨も出土した。継続の期間は縄文後期より弥生期に至る時期に該当する。
[河口貞徳]
顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...