面野山村(読み)おものやまむら

日本歴史地名大系 「面野山村」の解説

面野山村
おものやまむら

[現在地名]鶴岡市面野山

辻興屋つじこうや村の南、大山おおやま川沿いにある。初めは物忌ものいみ村と称していたが縁起をかつぎ面野山村と改めたといわれる。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録に村名がみえ高一三三石余。庄内藩領。慶安二年(一六四九)大山藩領となり、寛文九年(一六六九)幕府領、元治元年(一八六四)再び庄内藩領となる。寛永元年庄内高辻帳では一五七石余。文政一一年(一八二八)の村明細帳(阿部文書)によれば田一〇町六反余・畑八町一反余、新田高二九石余(田一町八反余・畑一町五反余)、家数四三(うち名子水呑五・百姓三六・山伏一・寺一)・人数一八八、馬一八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android