鞘咎(読み)さやとがめ

精選版 日本国語大辞典 「鞘咎」の意味・読み・例文・類語

さや‐とがめ【鞘咎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すれちがった武士の刀の鞘が自分の鞘に当たったことをとがめること。転じて、わずかのことをとがめて争うこと。さやあて。
    1. [初出の実例]「影笠ぬいで朧人ゆく 東風(こち)あらき中有の道の鞘とがめ〈常矩〉」(出典:俳諧・雑巾(1681)独吟)
  3. ある相場があまり高いため、その反動として安値を招くこと。〔最新現代語辞典(1933)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android