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東風 ひがしふう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

東風
ひがしふう

義太夫節豊竹座の芸風をいう。座祖豊竹若太夫はすべての切場を語っていたことから,その芸風がおのずから豊竹座の芸風となった。呼称は同座が道頓堀の東寄りにあったことに由来する。若太夫は天性の美しい声と華麗な節回しで女性の描写にすぐれていただけでなく,男性の豪快な表現もよくしたことから,全体に派手で音楽的な表現を得意とする。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

あゆ【東風】

あいのかぜ」に同じ。
「英遠(あを)の浦に寄する白波いや増しに立ちしき寄せ来―をいたみかも」〈・四〇九三〉

こち【東風】

東の方から吹いてくる風。ひがしかぜ。 春》「―吹くや山一ぱいの雲の影/漱石

こち‐かぜ【東風】

こち(東風)」に同じ。

とう‐ふう【東風】

東から吹いてくる風。ひがしかぜ。春風。こち。

ひがし‐かぜ【東風】

東から吹いてくる風。こち。

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とっさの日本語便利帳の解説

東風

東から吹いてくる風、特に春に吹く東風。しばしば悪天の前兆となる。

出典|(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
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大辞林 第三版の解説

あゆ【東風】

東の風。あゆのかぜ。あい。 「 -をいたみ奈呉なごの浦廻うらみに寄する波/万葉集 4213

こち【東風】

春、東から吹く風。ひがしかぜ。こちかぜ。 [季] 春。 「 -吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな/拾遺 雑春

こちかぜ【東風】

こち(東風) 」に同じ。

とうふう【東風】

東から吹く風。こち。 ↔ 西風
春風。

ひがしかぜ【東風】

東の方から吹く風。ひがし。こち。 ↔ 西風

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の東風の言及

【風】より

…図11は地球上の平均風系の粗い模型である。赤道付近には赤道無風帯があり,それより高緯度側に偏東風のいわゆる貿易風帯があり,それより高緯度側に中緯度高圧帯があり,さらに高緯度側に偏西風帯がある。それより高緯度側に高緯度低圧帯があり,極のまわりは極東風帯となっている。…

【豊竹若太夫】より

…45年(延享2)65歳で引退し,84歳の高齢で没。美音にめぐまれ,音楽性の強いはなやかな芸風は〈東風〉と称する豊竹座の様式をうみ,作者に紀海音(きのかいおん)を擁して,竹本座と対抗して人気を二分した。一代の当り芸は2年ごしの興行で豊竹座の名声と財政を盤石たらしめた《北条時頼記》(1726初演)など。…

【人形浄瑠璃】より

…竹本座の座頭2世義太夫(竹本政太夫,播磨少掾)は質実剛健な語り口(西風と呼ぶ。音階的には陰旋法)で男性を語るに適し,初世豊竹若太夫は花やかな語り口(東風,陽旋法)で女性の表現に適していた(近石泰秋《操浄瑠璃の研究》参照)。 この期を代表する作者は並木宗輔(千柳)である。…

【義太夫節】より

…太夫はそれぞれ竹本,豊竹姓を名のるのみならず,それぞれに共通した様式のもとに結束を固めていた。こうした流派様式を,竹本座は西風(にしふう),豊竹座は東風(ひがしふう)とよんだ。西風は地味で写実的で劇的表現にすぐれ,東風ははなやかで旋律的表現にすぐれていた。…

【浄瑠璃】より

…98年(元禄11)筑後掾受領,1705年(宝永2)11月の《用明天王職人鑑》以後,竹田出雲(座本),近松門左衛門(作者),辰松八郎兵衛(人形),竹沢権右衛門(三味線)を擁し活躍した。その没後は竹本政太夫(《吉備津彦神社史料》《熊野年代記》に筑後掾悴義太夫の名があり,政太夫は2世義太夫とされてきたが3世か)が近松作品を深く語り分け,豊竹座の若太夫(豊竹若太夫,越前少掾)も紀海音の義理にからむ作風を巧みに観客の時代感覚に訴えて,西風(竹本),東風(豊竹)が競演し,浄瑠璃の近世意識が最高に発揮された。 享保(1716‐36)後半からの人形機巧の発達,舞台装置の発達は浄瑠璃の脚本化,舞台装置の歌舞伎化を招く。…

【風】より

…【堀 信夫】
[義太夫節]
 義太夫節の様式を示す〈風〉には,座の風と太夫個人の風とがある。座の風とは竹本座豊竹座の様式で,竹本座を西風,豊竹座を東風と称する。両者は基本的芸術理念,音階,旋律法,旋律型,三味線の音色や奏法などに相違がみられる。…

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