精選版 日本国語大辞典 「鞘鳴」の意味・読み・例文・類語
さや‐なり【鞘鳴】
〘名〙
① 刀身が鞘に合わないため、持ち歩いたり、納刀するときなどに刀身がかたかたと音をたてること。
② 敵と戦うときに、武者ぶるいがして心が逸(はや)ること。
③ (「家(や)鳴り」に「さや鳴り」を言いかけた語) 家がきしみ鳴ること。また、それほどに大声をあげて叱責すること。
※俳諧・糸瓜草(1661)二「さやなりもよしひろくさけ家桜」
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