日本歴史地名大系 「韮山町」の解説 韮山町にらやまちよう 静岡県:田方郡韮山町面積:三四・六三平方キロ田方郡の北部中央に位置し、北は函南(かんなみ)町、南は大仁(おおひと)町に接する。東は箱根(はこね)連山により熱海市と、西は狩野(かの)川をもって伊豆長岡(いずながおか)町と境界を分つ。交通手段はJR三島駅より伊豆箱根鉄道を用いる。古代から現在まで田方郡に所属。当町を特徴づける遺跡である山木(やまき)遺跡からは弥生時代の木器が多数発見され、弥生期のイメージを大きく変革させた。その後の調査の過程で条里を思わせる遺構の発見もあったが、地図上で復元されたものとわずかにずれるという。多田大塚(ただおおつか)古墳群からは埴輪や甲冑などが発見され、古墳群のなかには五世紀代とされるものも含まれる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報