韮山町(読み)にらやまちよう

日本歴史地名大系 「韮山町」の解説

韮山町
にらやまちよう

面積:三四・六三平方キロ

田方郡の北部中央に位置し、北は函南かんなみ町、南は大仁おおひと町に接する。東は箱根はこね連山により熱海市と、西は狩野かの川をもって伊豆長岡いずながおか町と境界を分つ。交通手段はJR三島駅より伊豆箱根鉄道を用いる。古代から現在まで田方郡に所属。当町を特徴づける遺跡である山木やまき遺跡からは弥生時代の木器が多数発見され、弥生期のイメージを大きく変革させた。その後の調査の過程で条里を思わせる遺構の発見もあったが、地図上で復元されたものとわずかにずれるという。多田大塚ただおおつか古墳群からは埴輪甲冑などが発見され、古墳群のなかには五世紀代とされるものも含まれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android