音声エージェント機能(読み)おんせいえーじぇんときのう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「音声エージェント機能」の意味・わかりやすい解説

音声エージェント機能
おんせいえーじぇんときのう

音声による入力に従って、コンピュータが自動的に判断して処理を行う機能のこと。音声アシスタント機能ともいう。おもにスマートフォンで採用されており、利用者は簡単な指示を出すだけで作業を行うことができる。たとえば、対応機器に対し、接続されたマイクなどを通じて「メール」、「写真を撮りたい」などと発音すると、自動的にメールソフトが立ち上がり入力できる、あるいはカメラが起動する。また、知りたい事柄単語を発音してWeb検索を行うこともできる。

 日本国内では、システム的な日本語認識力の低さなどから実用的でなく、利用も少なかったが、音声認識機能の強化クラウド化などにより、音声入力を活用できる環境が整ってきた。2012年(平成24)3月から、アップル社のスマートフォン用iOS搭載の操作補助機能「Siri(シリ)」と、NTTドコモAndroid(アンドロイド)スマートフォン向けアプリ「しゃべってコンシェル」が提供されている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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