音無の滝(読み)オトナシノタキ

デジタル大辞泉 「音無の滝」の意味・読み・例文・類語

おとなし‐の‐たき【音無の滝】

京都市左京区大原の来迎らいごうの東にある滝。[歌枕
「恋ひわびてひとりふせやに夜もすがら落つる涙や―」〈詞花・恋上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「音無の滝」の意味・読み・例文・類語

おとなし【音無】 の 滝(たき)

  1. 京都市左京区大原、来迎院東方の滝。歌枕。
    1. [初出の実例]「朝夕に泣くねをたつる小野山は絶えぬ涙やをとなしの滝」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android