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来迎院(読み)らいごういん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

来迎院
らいごういん

京都市左京区大原にある天台宗の寺。魚山と号し,大原寺ともいう。仁寿年間 (851~854) に円仁が中国天台山の一峰の名を移して天台声明本拠とした。その後,融通念仏宗祖の良忍中興した。門弟相次いで声明音律を伝え,勝林院の流とあわせて大原二流と称された。現存最古の『日本霊異記』 (2帖) などの国宝を蔵する。

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大辞林 第三版の解説

らいごういん【来迎院】

京都市左京区大原にある天台宗の寺。山号、魚山。仁寿年間(851~854)円仁の開創。1095年良忍の中興。梵唄ぼんばい声明の発祥地として有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

来迎院
らいごういん

京都市左京区大原来迎院町にある天台宗の寺。魚山(ぎょさん)と号する。本尊は薬師如来(やくしにょらい)・釈迦(しゃか)如来・阿弥陀(あみだ)如来の三尊仏。平安初期に慈覚大師円仁(えんにん)が天台声明(しょうみょう)の道場として開山したと伝える。その後1109年(天仁2)聖応(しょうおう)大師良忍(りょうにん)が来迎院を建立した。円仁の伝えた声明は魚山流声明として集大成され、天台声明の主流となった。寺宝の「伝教大師度縁案並僧綱牒(ならびにそうごうちょう)」1巻は最澄に関する根本史料で、『日本霊異記(りょういき)』2帖(じょう)(中・下巻)とともに国宝に指定されている。また本尊の三尊仏、来迎院如来蔵聖教文書類、石造三重塔は国重要文化財に指定されている。[田村晃祐]

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