頂角(読み)チョウカク

デジタル大辞泉 「頂角」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐かく〔チヤウ‐〕【頂角】

三角形で、底辺に対する角。二等辺三角形では等辺に挟まれた角。

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精選版 日本国語大辞典 「頂角」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐かくチャウ‥【頂角】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 三角形で底辺に向かい合っている角。
    1. [初出の実例]「さう云ふ逞しい男達が大勢恰度三角形の頂角のやうに後になる程拡がって此の階段を会堂へ突き進んで来たんだ」(出典:B(1923)〈十一谷義三郎〉一)
  3. 二等辺三角形の等しい二辺の作る角。
  4. 直円錐を、その頂点を通り底面に垂直な平面で切ったとき、断面として得られる二等辺三角形の頂角の直円錐に対する称。
    1. [初出の実例]「北斎にいたっては、その頂角、ほとんど三十度くらゐ、エッフェル鉄塔のやうな富士をさへ描いてゐる」(出典:富嶽百景(1939)〈太宰治〉)

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