デジタル大辞泉 「項着き」の意味・読み・例文・類語 うな‐つき【▽項着き/×頸着き】 子供の後ろ髪の先が襟首のあたりにつくくらいになっていること。また、そのころの年齢。「―の童髪わらはがみには結ひ幡はたの袖付け衣着し我を」〈万・三七九一〉[補説]一説に、用例中の原表記「頸著」は「くびつき」と読み、襟付きの着物の意ともいう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「項着き」の意味・読み・例文・類語 うな‐つき【項着・頸着】 〘 名詞 〙① 子供のたれ髪がのびて、うなじに付くほどになっていること。また、その年頃。[初出の実例]「頸著(うなつき)の 童子(わらは)が身には ゆひはたの 袖つけ衣 服(き)し吾を」(出典:万葉集(8C後)一六・三七九一)② うしろの首筋のところ。[初出の実例]「佐殿は手洗ひ口漱(すす)ぎて是を請け取り、頷許(ウナツキ)に入てぞおはしける」(出典:参考源平盛衰記(1689頃)一三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例