須和田村(読み)すわだむら

日本歴史地名大系 「須和田村」の解説

須和田村
すわだむら

[現在地名]市川市須和田一―二丁目・国府台こうのだい一丁目

国分こくぶん村の南に位置し、西は真間ママ村・市川村。集落は真間川に沿って形成された。地内の六所神社(六所大明神・府中六社宮・須和田神社)は古くは当村の飛地であった字府中ふちゆう(現在は国府台一丁目地内)に鎮座していたが、明治時代の初期に神主の居屋敷があったと考えられる現在地に移転した。府中六所宮に宛てた元亀二年(一五七一)と推定される未の九月七日付の里見義弘制札(六所神社文書)に「下総国諏訪田」とみえ、軍勢・甲乙人の乱妨・狼藉を停止している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報