須部野新田(読み)すべのしんでん

日本歴史地名大系 「須部野新田」の解説

須部野新田
すべのしんでん

[現在地名]立川町肝煎きもいり

鉢子はちこ村の西裏の台地一帯に位置。治部野とも記す。皇納賀原すべのがはら・統野・皇野などと記したというが、史料にはみえない。無民家村。次(須)部野新田開発仕年数覚(斎藤文書)によると、寛文三年(一六六三)の開発。竿入は同六年で免一ツ九分、高五石余とある。同八年切添高七石余、その後度々切添が行われ、寛政四年(一七九二)には免三ツ一分、高一五石余となった(「肝煎重助控」同文書)。同八年も同高で、うち四石余がさわ百姓持、同五石余がまつ村百姓持、同五石余が鉢子村百姓持で、各村の百姓が出作をしていた(「七ヶ村高其外明細帳」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android