預り金(読み)アズカリキン

デジタル大辞泉 「預り金」の意味・読み・例文・類語

あずかり‐きん〔あづかり‐〕【預(か)り金】

預かった金。預け金受託者の側からいう。
《「借りる」ことを「預かる」というところから》借金江戸では金本位なので「あずかりきん」、上方では銀本位なので「あずかりぎん(預かり銀)」といった。
講中の―も晦日みそかにゃあそろへて」〈人・辰巳園・初〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android