講中(読み)コウジュウ

デジタル大辞泉 「講中」の意味・読み・例文・類語

こう‐じゅう〔‐ヂユウ〕【講中】

講を作って神仏にもうでたり、祭りに参加したりする信仰者の集まり。
頼母子講たのもしこう無尽講などの仲間

こう‐ちゅう【講中】

こうじゅう(講中)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「講中」の意味・読み・例文・類語

こう‐じゅう‥ヂュウ【講中】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 講を作って神仏に詣でる仲間。
    1. [初出の実例]「講中(カウヂウ)のおのおの皆老人といひ殊更後世の縁をむすばれし人なれば」(出典浮世草子・本朝桜陰比事(1689)二)
  3. 一般的に、頼母子(たのもし)講などの仲間。また、単に仲間。
    1. [初出の実例]「一、銀壱匁の講中(コウヂウ)」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)二)

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世界大百科事典(旧版)内の講中の言及

【葬式組】より

…村落社会における葬儀執行のための近隣組織。無常講(むじようこう),不幸組(ふこうぐみ)あるいは単に講中ということが多い。葬式組として独自の組織の存在する所もあるが,一般的には村組や近隣組が葬儀に際し葬式組となる。…

※「講中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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