領邦教会制度(読み)りょうほうきょうかいせいど(その他表記)Landeskirchentum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「領邦教会制度」の意味・わかりやすい解説

領邦教会制度
りょうほうきょうかいせいど
Landeskirchentum

王侯教会首長とする皇帝教皇主義が,民族政治,経済,神学などの諸条件を背景に,特に宗教改革後のルター派ドイツおよびイギリスに国教会として具体的に制度化されたもので,ローマから独立し,国家制度の一部分となった。ローマ司教 (教皇) によるキリスト教会の中央集権化に対する一つの反動。カトリック内部でもこのような傾向はフランス,スペインオーストリアなどでみられたが,実現しなかった。近代政教分離によってほとんど消滅した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む