頸部外傷(読み)けいぶがいしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「頸部外傷」の意味・わかりやすい解説

頸部外傷
けいぶがいしょう

頸部は直接の損傷以外にも外傷を受けやすい。追突,衝突その他の外力によって身体に急速に加速ないし減速が加わると,重い頭部を支えている頸部に過伸張あるいは過屈曲などの異常変形が強制される。その結果,頸部の軟部組織,神経根,脊柱,脊髄などが損傷する。また,頸椎が骨折や脱臼を起せば,頸髄の挫傷,裂傷,脊髄血腫,椎骨動脈圧迫狭窄などが生じる。特に交通事故の際に発生するある種の頸部損傷は,むち打ち症あるいは外傷性頸椎症候群と呼ばれている。

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