頻りと(読み)シキリト

デジタル大辞泉 「頻りと」の意味・読み・例文・類語

しきり‐と【頻りと】

[副]
繰り返し何度も。ひっきりなしに。たびたび。「返答も待たずに頻りと話しかける」
むやみに。ひどく。また、熱心に。「部員獲得のため頻りと勧誘する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頻りと」の意味・読み・例文・類語

しきり‐と【頻と】

  1. 〘 副詞 〙 ( 動詞「しきる(頻)」の連用形助詞「と」の付いてできたもの )
  2. たびたび。しばしば。ひっきりなしに。
    1. [初出の実例]「頻りと小升(こます)が事言ひ出して、案じければ」(出典人情本・恩愛二葉草(1834)初)
  3. むやみに。非常に。熱心に。
    1. [初出の実例]「今に見ろといふ意気込で頻(シキ)りと励んで居た」(出典:画の悲み(1902)〈国木田独歩〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android