頼み少ない(読み)タノミスクナイ

デジタル大辞泉 「頼み少ない」の意味・読み・例文・類語

たのみ‐すくな・い【頼み少ない】

[形][文]たのみすくな・し[ク]
頼りになるものが少なくて心細い。「―・い顔ぶれで交渉に臨む」
長く生きられそうもない。
お蔦の―・い風情は」〈鏡花婦系図

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精選版 日本国語大辞典 「頼み少ない」の意味・読み・例文・類語

たのみ‐すくな・い【頼少】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]たのみすくな・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「たのみずくない」とも ) たよりになるものがあまりなくて心細い。おぼつかない。また、先行きが短い。生きられそうもない。
    1. [初出の実例]「今年となりては、たのみすくなきやうにおぼえ侍れば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)行幸)
    2. 「日をへつつよわり給へば、たのみすくなきを」(出典:苔の衣(1271頃)一)

頼み少ないの派生語

たのみすくな‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

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