頼成新村(読み)らんじようしんむら

日本歴史地名大系 「頼成新村」の解説

頼成新村
らんじようしんむら

[現在地名]砺波市頼成新

芹谷せりだに村の西、芹谷野段丘上にあり、東を和田わだ川が北へ流れる。寛文三年(一六六三)の芹谷野用水開削によって成立した新村の一つで、頼成村村民により開発された。同四年同村百姓に宛てられた新開申付状(永田家文書)によれば、同年春から芹谷野にて高三四〇石の新開が命じられ、年貢は同年と翌年の二年間は作り取り、三年目・四年目は検地見図免で半納、五年目からは本納と定められていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android