顎間骨(読み)がっかんこつ

百科事典マイペディア 「顎間骨」の意味・わかりやすい解説

顎間骨【がっかんこつ】

間顎骨切歯骨とも。上顎骨のうち切歯のはえる部分本来独立した骨で多く哺乳(ほにゅう)類にみられるが,ヒトでは普通は上顎骨に完全に癒合(ゆごう)し,時に切歯縫合という独立のなごりをみることがある。ゲーテが1784年に発見したもので,切歯縫合はゲーテ縫合ともいう。

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世界大百科事典(旧版)内の顎間骨の言及

【頭骨】より

…下顎骨とともに,歯をもっていることが,この骨の特徴である。ヒトやサル以外の大多数の哺乳類では,上顎骨の前のほうの部分が切歯骨または顎間骨となって独立している。上顎洞の大きさは個人差が大きいが,およそ1.5cc,内面は鼻腔の粘膜でおおわれる。…

※「顎間骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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