顕官の挙(読み)けんかんのきょ

精選版 日本国語大辞典 「顕官の挙」の意味・読み・例文・類語

けんかん【顕官】 の 挙(きょ)

  1. 高い地位の官に任ずる者を推挙すること。正月一一日から行なわれる県召(あがためし)除目(じもく)の第二夜に、要職とされる太政官外記および史、式部民部両省の丞、左右衛門の尉の各官に任ずる者を、公卿(くぎょう)に推挙させること。
    1. [初出の実例]「申文両三人任間、依仰顕官挙、余式部・民部・外記・史・左右衛門督申文合五結択出」(出典:殿暦‐長治二年(1105)正月二六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例