風の前の灯火(読み)かぜのまえのともしび

精選版 日本国語大辞典 「風の前の灯火」の意味・読み・例文・類語

かぜ【風】 の 前(まえ)の=灯火(ともしび)[=雲(くも)・塵(ちり)

  1. 物事のはかなくもろいこと、また、危険の迫っていることのたとえにいう。風前灯火
    1. [初出の実例]「たけき者も遂には滅びぬ、偏へに風の前の塵に同じ」(出典:平家物語(13C前)一)
    2. 「あだなる物の品々〈略〉風のまへの灯(トモシビ)」(出典仮名草子・尤双紙(1632)下)
    3. [その他の文献]〔古楽府‐怨詩行〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む