風伯(読み)フウハク

精選版 日本国語大辞典 「風伯」の意味・読み・例文・類語

ふう‐はく【風伯】

  1. 〘 名詞 〙 風の神。風師
    1. [初出の実例]「遣使奉幣於五畿内風伯」(出典続日本紀‐景雲三年(706)七月庚辰)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐十過〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「風伯」の読み・字形・画数・意味

【風伯】ふうはく

風の神。

字通「風」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の風伯の言及

【風神】より

…いわゆる〈風の神〉をいう。中国では,風伯,風師ともいい,飛廉,箕伯などの名で呼ばれる。風は大気の動きであり,日々の天候や時節の移り変りと深いかかわりがあるので,古くからとくに注意をはらわれており,東西南北の四方にそれぞれの風神が考えられた。…

※「風伯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む