風便(読み)ふうびん

精選版 日本国語大辞典 「風便」の意味・読み・例文・類語

ふう‐びん【風便】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 風向きが都合よいこと。
    1. [初出の実例]「人影漸入湖煙小、罵殺帆腹飽風便」(出典:湘夢遺稿(1871)下・唐崎松下、拝別山陽先生)
    2. [その他の文献]〔宋史‐陳堯叟伝〕
  3. 風のたより。うわさ。風聞
    1. [初出の実例]「飛鴻之風便遙絶、浮鴎之寒盟将断之処、委細芳札、恐悦々々」(出典:異制庭訓往来(14C中))
    2. [その他の文献]〔羅隠‐秋日有寄姑蘇曹使君詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android