風巻(読み)シマキ

デジタル大辞泉 「風巻」の意味・読み・例文・類語

し‐まき【風巻(き)】

《「し」は風の意》風が激しく吹き荒れること。また、その風。「雪風巻き 冬》「―くる雪の黒みや雲のあひ丈草

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精選版 日本国語大辞典 「風巻」の意味・読み・例文・類語

し‐まき【風巻】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「し」は風の意 ) 風がはげしく吹きまくること。また、その風。とくに海上暴風強風にあおられて生じる海水のしぶきをいう。また、雨や雪などを含んで激しく吹きつける風。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「打ちこゆる波のおとせばもらぬよりしまきの風ぞふきかへさるる」(出典:中務集(989頃))

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