風浪階級(読み)ふうろうかいきゅう

百科事典マイペディア 「風浪階級」の意味・わかりやすい解説

風浪階級【ふうろうかいきゅう】

船上沿岸から海面状態をみてきめる風浪の強さの等級気象庁では次のように10階級に分け天気予報などに用いている。括弧内の数字波高単位はm。0.鏡のようになめらかである(0)。1.さざ波がある(0を越え0.1まで)。2.なめらか,小波がある(0.1を越え0.5まで)。3.やや波がある(0.5を越え1.25まで)。4.かなり波がある(1.25を越え2.5まで)。5.波がやや高い(2.5を越え4まで)。6.波がかなり高い(4を越え6まで)。7.相当荒れている(6を越え9まで)。8.非常に荒れている(9を越え14まで)。9.異常な状態(14を越える)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「風浪階級」の意味・わかりやすい解説

風浪階級
ふうろうかいきゅう

風浪の程度の階級。船や沿岸から見てわかるように定めたもので,気象庁風浪階級表によると 10階級に分けられている。たとえば階級0は油を流したようになめらかであるとし,波高は 0m,最大の階級9は異常な状態 (台風の中心域で見られるような場合) とし,波高 14m以上にあたる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android