飛び出し坊や(読み)とびだしぼうや

知恵蔵mini 「飛び出し坊や」の解説

飛び出し坊や

児童道路などへの飛び出しに対しドライバーに注意を呼びかけるため作られた看板、特にそのために用いられる交通安全キャラクターの通称。「飛び出し人形」「とび太くん」「飛び出し小僧」などと様々に呼ばれる。全国各地で多くの種類が設置されているが、1970年代に滋賀県東近江市の看板製作業・久田工芸が「目が大きく3等身ぐらいの男の子」の看板を発案したものが有名であり、これが「飛び出し坊や」の元祖とされている。以来、そのデザインはほとんど変わらず、テレビで紹介されたことなどから全国的な人気となり様々なグッズが販売されてきた。2014年8月には、久田工芸と大手玩具メーカーの株式会社タカラトミーアーツがカプセル入り玩具を発売、塗装のはげた「劣化版」やお尻の見えた「慌て過ぎ」など5種類のミニチュアが作られ人気となっている。

(2014-11-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android