飛び退く(読み)トビノク

デジタル大辞泉 「飛び退く」の意味・読み・例文・類語

とび‐の・く【飛び退く/跳び退く】

[動カ五(四)]飛んでよける。すばやく身をかわしてよける。「水をかけられまいとして―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「飛び退く」の意味・読み・例文・類語

とび‐の・く【飛退】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. 急に身をかわして、その場から離れ、よける。
    1. [初出の実例]「打払ては退(しりぞき)打流ては飛のき」(出典太平記(14C後)一)
  3. 多くの中で特にすぐれている。傑出する。
    1. [初出の実例]「表具屋で月外をいはにゃならんだ中で是と飛のいたもねへ」(出典:洒落本・青楼小鍋立(1802)成三草庵酒盛)
  4. 思わず飛んでよけるほど驚く。たまげる。
    1. [初出の実例]「大かた五音の相通にて飛のきたる事にはあらず」(出典:随筆・西遊記(新日本古典文学大系所収)(1795)九)

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