飛行の三鈷(読み)ヒギョウノサンコ

デジタル大辞泉 「飛行の三鈷」の意味・読み・例文・類語

ひぎょう‐の‐さんこ〔ヒギヤウ‐〕【飛行の三×鈷】

空海が、唐から密教弘通ぐずう霊地を求めて投げたところ、高野山に落ちたと伝えられる、三鈷金剛杵こんごうしょ

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精選版 日本国語大辞典 「飛行の三鈷」の意味・読み・例文・類語

ひぎょう【飛行】 の 三鈷(さんこ)

  1. 弘法大師が唐から帰朝するにあたり、密教流布の霊地を祈念して投げたところ、高野山に落ちたと伝えられる、三鈷の金剛杵(こんごうしょ)。飛鈷。
    1. [初出の実例]「飛(ヒ)行の三鈷(コ)地に堕」(出典太平記(14C後)二二)

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