飛鳥井孝太郎(読み)アスカイ コウタロウ

20世紀日本人名事典 「飛鳥井孝太郎」の解説

飛鳥井 孝太郎
アスカイ コウタロウ

明治・大正期の実業家 日本陶器創立者。



生年
慶応3年(1867年)

没年
昭和2(1927)年7月29日

出生地
加賀国大聖寺(石川県)

学歴〔年〕
東京工業学校卒

経歴
欧州に留学、ドイツ人ワーグナーのもとで洋式製陶の技術を学び帰国。明治37年森村市左衛門、大倉孫兵衛らとともに日本陶器(現・ノリタケ)を設立、西洋式の丸窯をつくり陶磁器の工場生産、大量生産を可能とした。大正3年白磁器を完成させ、輸出向け陶器製造先駆者となる。のち名古屋製陶所を創立した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「飛鳥井孝太郎」の解説

飛鳥井孝太郎 あすかい-こうたろう

1867-1927 明治-昭和時代前期の実業家。
慶応3年生まれ。飛鳥井清の子。ヨーロッパ留学後,明治37年森村市左衛門,大倉孫兵衛らとともに名古屋に日本陶器(現ノリタケ)を設立。洋式工場で輸出向け磁器を製造,洋式製陶の先駆となった。のちに名古屋製陶所を創立。昭和2年7月29日死去。61歳。加賀(石川県)出身。東京工業学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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