精選版 日本国語大辞典 「飢渇申」の意味・読み・例文・類語 きかつ‐しん【飢渇申】 〘 名詞 〙 陰陽道で、裏鬼門すなわち西南の隅に住み、人にたたりをするという、猿に似た一種の魔神。また、それに似せて作り、寺院などの裏鬼門にあたる軒の端に置く瓦。[初出の実例]「西南のすみに飢渇申(キカツシン)といへる猿あって」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例