飯山横穴墓群(読み)いいのやまよこあなぼぐん

日本歴史地名大系 「飯山横穴墓群」の解説

飯山横穴墓群
いいのやまよこあなぼぐん

[現在地名]西郷町岬町 飯の山

西郷港の対岸にあたる標高二三六・六メートルの飯山北麓にある横穴墓群。大正七年(一九一八)に発見、同一二年国指定史跡となったが、珪藻土採掘のため破壊され、昭和二年(一九二七)指定解除。横穴墓の数は六〇穴以上あったが、ほとんど消滅し四穴だけ現存する。丸天井に近いもので、床面は円形に近い不整形な横穴墓が多かった。この横穴墓群中の一穴には陰刻壁画が描かれ、盾・人物・動物などとされるが、明らかではない。剥落した断片の一部が県立八雲立つ風土記の丘資料館に保管されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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