飯綱信仰(読み)いづなしんこう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「飯綱信仰」の意味・わかりやすい解説

飯綱信仰
いづなしんこう

巫者(ふしゃ)や祈祷師(きとうし)などが、飯綱という小動物を使って行う宗教活動。飯綱はキツネの姿をしたネズミほどのものといわれているが、確かなことは不明である。これを使って卜占(ぼくせん)などの呪法(じゅほう)を行うもので、これを飯綱の法、この法を使うものを飯綱使いとよぶ。

 また飯綱は、主人に諸処の見聞を伝えたり、望む物を持ってきたりするので、それによって富を得るという信仰もあった。各地の飯綱山を拠点とした修験者(しゅげんじゃ)が行った密教の荼吉尼(だきに)の法が、そのもとになっているといわれている。しかし、江戸時代には邪法とみなされ、一種の憑き物(つきもの)として意識されていた。東北、関東など東日本に広く分布している信仰である。

[佐々木勝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

1 イソオウギガニ科のカニ。浅海にすみ、甲は丸みのある四角形で、甲幅13センチくらい。全体に黄褐色。甲の縁と脚に太いとげが多数ある。本州中部以南に産し、食用。2 ズワイガニの別名。鳥取・島根地方でいう...

松葉蟹の用語解説を読む