飯部村(読み)いいべむら

日本歴史地名大系 「飯部村」の解説

飯部村
いいべむら

[現在地名]高梁市高倉町飯部たかくらちよういいべ宇治町遠原うじちようとおばら

田井たい村の北西松山まつやま(現高梁川)西岸に位置し、対岸西方にしかた村・川面かわも村。村の中央部を河戸こうど川が東流し高梁川に流入。田井村から新見往来の副道が村内の高谷こうだに石浦いしうら河内こうち大柏おおがやの各集落を通って法曾ほうそ(現新見市)に続く。集落はこのほか飯部・遠原・あきさこ清水石しみし浅所あさどころ尾崎おさき眠里ねむりなどがある。寛永備中国絵図にみえる飯部村(松山藩領、高六九石余)・石浦村(同上、高九二石余)・遠原村(同上、高一六三石余)東方ひがしかた(同上、高二六五石)が、のちの飯部村に相当する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android