飯野哲二(読み)イイノ テツジ

20世紀日本人名事典 「飯野哲二」の解説

飯野 哲二
イイノ テツジ

昭和期の国文学者 東北大学教授。



生年
明治24(1891)年3月9日

没年
昭和46(1971)年1月3日

出生地
栃木県芳賀郡二宮町

学歴〔年〕
東京帝国大学文学部国文学科〔大正10年〕卒

経歴
鉄道省、東京府立第一商業学校教諭を経て大正14年東大大学院に進んだが、15年熊本県女子師範学校に勤め、県立第二高等女学校教諭を兼任した。昭和3年宮城県女子専門学校教授となり、仙台放送局の依頼で「奥の細道」を講義芭蕉探究の道に入った。24年東北大学教授となり28年定年退官、聖和学園短期大学教授となったが、35年以後は芭蕉研究に打ち込んだ。著書に「おくのほそ道の基礎研究」「芭蕉辞典」「芭蕉翁一代風土記」「芭蕉及び蕉門の人々」「芭蕉翁山河御一代記」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「飯野哲二」の解説

飯野哲二 いいの-てつじ

1891-1971 昭和時代の国文学者。
明治24年3月9日生まれ。熊本女子師範,宮城女子専門学校などでおしえ,昭和24年東北大教授。松尾芭蕉(ばしょう)を研究し,「おくのほそ道」の跡を踏査した。昭和46年1月3日死去。79歳。栃木県出身。東京帝大卒。著作に「おくのほそ道の基礎研究」「芭蕉辞典」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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