飽かなくに(読み)アカナクニ

デジタル大辞泉の解説

あか‐なくに【飽かなくに】

[連語]《動詞「あ(飽)く」の未然形+打消しの助動詞「ず」のク語法+格助詞「に」》
(詠嘆の意で)満足しないのになあ。あきたりないのになあ。
「明けぬべく千鳥しば鳴く白たへの君が手枕(たまくら)いまだ―」〈・二八〇七〉
(逆接の意で)満ち足りないのに。十分と思わないのに。
「―まだきも月のかくるるか山の端(は)にげて入れずもあらなむ」〈伊勢・八二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

あかなくに【飽かなくに】

( 連語 )
〔「なく」は助動詞「ず」のク語法。「に」は終助詞〕
あきたりないことだなあ。 「恋ひ来し心いまだ-/万葉集 1221
あきたりないのに。まだ残り惜しいのに。 「 -散りにし花のいろいろは残りにけりな君が袂たもとに/新古今

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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