デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「飽田女」の解説 飽田女 あくため 「日本書紀」にみえる女性。仁賢(にんけん)天皇6年夫の麤寸(あらき)が日鷹吉士(ひたかのきし)にしたがい高句麗(こうくり)(朝鮮)にわたるのを難波津におくって,別離の悲しみに「於母(おも)にも兄(せ),吾(あれ)にも兄,弱草(わかくさ)の吾夫(あがつま)はや」とないた。母の哭女(なくめ)と夫は同母異父姉弟,自分と夫は同父(山杵(やまき))異母兄妹という関係をふくんでの悲しみであった。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例