養甫尼(読み)ようほに

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「養甫尼」の解説

養甫尼 ようほに

?-? 織豊時代,長宗我部(ちょうそかべ)元親の妹。
土佐(高知県)波川(はかわ)城主波川清宗の妻。天正(てんしょう)8年(1580)夫が兄元親にほろぼされたのち,尼となり土佐郡成山村にすむ。甥の安芸(あき)家友とともに伊予(いよ)(愛媛県)の旅人新之丞(一説に彦兵衛)から紙の製法を習得し,7種の色紙をつくった。長宗我部氏の滅亡後は高野山にのぼったという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android