館内町(読み)かんないまち

日本歴史地名大系 「館内町」の解説

館内町
かんないまち

[現在地名]長崎市館内町

新地しんち町の南東に位置し、北東は長崎そと町の本籠もとかご町など。元禄二年(一六八九)設置の唐人屋敷内にあることから館内と称されたが、当時は長崎村十善寺じゆうぜんじ郷などの各一部で、公的な町としては大正二年(一九一三)の成立。寛延二年(一七四九)今博多いまはかた町の無宿喜助は唐人屋敷に入って密買いを行ったかどで入墨に処されたが、なお「館内」に紛れ込んだので死罪とされた(御仕置伺集)。嘉永二年(一八四九)磨屋とぎや町の巳之吉が「館内」の唐人屋敷に忍び入り、密売の品を取出したところを捕縛され、入牢のうえ吟味を受けた(口書集)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む