饒富(読み)じょうふ

精選版 日本国語大辞典 「饒富」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ふ ゼウ‥【饒富】

〘名〙 (形動) 豊かに富んでいること。財産が豊かにあること。また、そのさま。富饒。〔漢書‐王莽伝・下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「饒富」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ふ〔ゼウ‐〕【×饒富】

[名・形動]豊かなこと。また、そのさま。富饒。
身上の―になる所から自然に世の中が和合して」〈小川為治・開化問答〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「饒富」の読み・字形・画数・意味

【饒富】じよう(ぜう)ふ

ゆたかに富む。〔論衡率性〕夫(そ)れ其のを得ば、命を受けずと雖も、ほ自(おのづか)ら饒富をさん。性惡の人も、亦た天の善性を稟(う)けざるも、人のへを得ば、志行せん。

字通「饒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android