香具売り(読み)コウグウリ

デジタル大辞泉 「香具売り」の意味・読み・例文・類語

こうぐ‐うり〔カウグ‐〕【香具売り】

香具を売り歩く人。江戸時代には、そのかたわら男色を売る者もあった。
「見るほど美しき風情なり。これなん―と申す」〈浮・一代男・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「香具売り」の意味・読み・例文・類語

こうぐ‐うりカウグ‥【香具売】

  1. 〘 名詞 〙 香具を売ること。また、それを業とするもの。江戸時代、香具を売るかたわら、ひそかに男色を売るものもあった。香具。香具屋
    1. [初出の実例]「十五六なる小人の〈略〉人の目に立ぬやうにこしらえて、みるほとうつくしき風情也。是なる香具売(カウグウリ)と申」(出典浮世草子好色一代男(1682)二)

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